「ソルフェージを学び、音楽の真の基礎を身につけ、それを演奏に生かすことが大事。
また、ソロを弾くためにはアンサンブルする能力が必要。
カルテットなどをやると、音楽そのものの形を自発的に把握し、テンポ、音量等を正確に知りコントロールしなければならないので、音楽を創造する上での大事な力が養われます。」
(青木十良)
若い人達がクラシック音楽を楽しんで 演奏出来る場所に!
私は若い頃に7年間ソルフェージスクールで室内楽を中心に勉強させて頂き、その後 海外に留学、就職し、帰国後は演奏及び教育活動をしてきました。
今回のクラスでは特に愛知県豊田市でジュニアオーケストラ(10 歳から 高校 3 年生迄)を
20 年間ゼロから育て上げた経験を基にして、美しい 音、正しい音程、正しいテンポ感、作曲家に対する深い敬意、
を重んじた教育をしていきたいと思っています。
このクラスを若い人たちがクラシック音楽を楽しんで演奏できる様な場にして行きたいと思っています。

講師 林 俊昭
(公財)ソルフェージスクールの前身、ソルフェージ教室初期の生徒として音楽を学ぶ。
桐朋学園高校、ボストン大学を経て、サンタ・チェチリア音楽院を最高点で卒業。青木十良、ナイクルッグ、フルニエ、ヤニグロ各氏に師事。
夫人のピアニスト林由香子と、「デュオハヤシ」として数々の国際コンクールに優勝・入賞し、イタリアを中心に活躍。
「ローマ合奏団」に2年間、「国立サンタ・チェチリア管弦楽団」 に7年間在籍する。
1987年大阪フィルの首席奏者として招かれて帰国後も、イタリア各地の音楽祭にレギュラー講師として招かれ、2011年には長年の活動を賞して、イタリア・フェルモ市より「ジョルダニェロ賞」を授与される。
国内では、1990年から毎年室内楽講習会を開催。第2~4回「1000 人のチェロ」のコンサート・マスターを務める。日本センチュリー響特別契約首席、東京藝術大学講師、徳島文理大 学教授を歴任。
紀尾井ホール室内管弦楽団団友、サワ・カルテットのメンバー。
イタリアで、二重奏のための「デュオハヤシ国際コンクール」を主宰し、3回を数える。
CDはイタリアで2枚、日本で6枚リリース。
最近発売の「アルペジョーネ・ソナタ」は「レコード芸術」誌より最高評としての「特選盤」に選ばれる。